彼是三年の時を経て、2018年6月、スウィングウォブラーのアップサイズモデル、「スウィングウォブラー145s」が登場となります。そこで、今回は開発に至った経緯といいますか、エピソードをなども交えてのご紹介をさせていただきます。
【通称ジャイアントスウィング】
世代によってはプロレス技の名前として聞き覚えがある響きですが(笑)今回145㍉サイズの登場で、スウィングウォブラーもいよいよシリーズ化となります。2015年、メーカー立ち上げ数ヶ月後の初夏の事。私たちは一足先にスウィングウォブラー85sの効果を発見し、体験していた訳ですが、豊富な経験値を有する弊社代表の中村は、その時すでに、更なる可能性を示唆し、アップサイズの製作を強く求めていました。
内部ウェイトのみでメタルジグ約一個分(34g) |
しかし、そんな心配をよそに、ナイトゲーム~朝・夕マズメでのボイル撃ち(ボイルがなくともその気配さえあれば水面を割らせる事も可能)だけに留まる事なく、ベタ凪の干潟、デイゲームはモチロン、シーバス以外にも小型青物、所変われば、チヌゲームにも、淡水のフィッシュイーターにも、更には河川でのアップクロスからの同調流下~ターンでのライズアップテクニックなど、スウィングウォブラーでなければ不可能と思える特殊な使い方まで発生し、各地でその威力を存分に発揮してくれたのでした。
サイズ比較参考画像/上145mm/下85mm |
その結果はこちらをごらんください。↓↓
http://www.fimosw.com/u/crimson/ub7qps1speo2i8
また、今回発表の「145mm/55g」モデルは、大河川超遠投での使用以外にも、ヒラスズキ・青物等の、外洋を強く意識したスペックでのリリースとなりますので、強度の確保に適した各構造の採用に至りました。内部はΦ1.2ワイヤースルー構造。ABS本体はヘビーウェイトを搭載するため、しっかりと厚みを確保したシェルに加え、空洞部には補強リブを複数設けております。
現在も同時進行で、より身体に優しい(笑)シーバス向けの軽量モデルも、重量を40~45gで最終調整中です。こちらはカラーパターンもそれっぽい(?)配色でのラインナップを検討しております。次回は145sスペック及びカラーラインナップのご紹介となります。
最後に。通称ジャイアントスウィングとはいうものの、すでに必要を感じ、今後は更にビッグサイズの正真正銘ジャイアントスウィング(笑)の検討も始まっております。いつになるかはまだまだ未定ですが、またの機会に紹介させていただければと思います。