SPANK WALKER 133F スイム動画



テスト期間は足掛け4年と、長旅を共にしたこちらの”スパンクウォーカー”も、やっとの思いで発売に漕ぎつけることが出来ました。詳しい紹介はこれからになってしまいましたが、先ずはこちらの動画をご覧いただければと思います。

スロー映像でみるとワイドなウォブリングに見えますが、実際はひっくり返りそうなほど横倒しになりつつも、滑らかな”ローリングが基調”の泳ぎをします。内部構造にも工夫がされ、スイム時に発生するバランサーボールの打音も、まるでタップダンスの様な、抑揚をもったリズムを刻みます。(この映像では聞こえませんが)

カテゴリー(分類)としては、今はシーバスアングラーにこそ馴染みのある”ウェイクベイト”と称される、いわゆる”水面引き波系”のプラグと思って頂いて間違いはありません。ですが、長年のテストを行ったのには、このあたりの”系譜””フィールドの変遷”にこそ、あえてたっぷりの時間を割く必要があると判断したからでした。

つづく

前回のつづきを追記する事にしました。

スパンクウォーカーの開発期間が長期に及んだのにはいくつかの理由がありました。そのあたりをもう少し具体的に突っ込んでみたいと思います。

【開発スタート】それは2015年の初夏、ポジドライブガレージ立ち上げから数ヶ月の事でした。幾種類かのプロトが進む中、中村と共にテストを向かったのは涸沼でした。以前勤めていた会社時代は足を運ぶ機会も多かったのですが、その時は実に数年ぶり、定かではないのですが、多分5年以上と記憶しています。テスト以外にもう一つ目的があったのですが、それは現在フィールドスタッフをお願いしているキムラックスこと木村仁と会う約束も取り付けいたからでした。

当日は本降りの雨。三人はずぶ濡れになりながらも湖畔で談笑し、日が昇るまで竿を振っていました。やがて朝日に輝く湖に見た久しぶりの光景は、以前と変わらぬ、あの涸沼の姿でした。所が、今では大人気のフィールド。閉鎖水域に対する釣り人過多。ルアーも進化し、拡大された射程範囲によって年々プレッシャーは増し続け、様子は変わっていました。そんな中、攻めあぐねる私たちの視界に広がるボイルの嵐の中、木村から伝えられた要望によりスパンクウォーカーの開発はスタートしたのでした。

【試作スタート】木村からの要望にあったのは、各サイズ90mm、110mm、130mmの三サイズの、所謂ウェイクベイトタイプ。加えて告げられたのは「それまで通用していたものは年々効果は落ちている」実はこのくだりこそが、一番に私たちを迷わせるくだり。でした三サイズが必要な理由としては、初夏から晩秋までの間、成長による変化を見せるベイトサイズに合わせる事でした。取り急ぎ、90mm、110mmの二種を作成。比較的簡単に水面を引ける様にと、高浮力のファットボディで作成。実物はまるでバス用のクランクベイトを彷彿とさせるモノ(下の画像)でした。
スパンクウォーカー初号機プロト

【テスト開始初日の洗礼】初号機を引っさげ、木村のもとへと向かったその日、数箇所目に案内された場所で行ったテストでは、開始早々、水面を引くスパンクウォーカープロトに突然の激しいバイト。しかし、情けないことにラインブレイクと言う痛恨のミスを犯してしまったのでした。この日を境に改良とテストが繰り返されて行く事になったのですが、

【方向性のヒント】


最終形態にたどり着くヒントが見つかるまでの間、どこか釈然としなかったため
私たちも見失いかけていた

リップレスタイプや形状を変更したもの、

【水面を引きやすくするか否か】

ある日、数タイプのプロトの中から その答え おおきなヒントとなる

それをベースに更なる改良を加え一気に進みだしたのでした

ボリュームを持たせたのには、水中にあっても水を揺り動かし、水面付近での存在感を保持するため。

リップ形状に関しては、性能的な意味はないのですが、製造上マスキングテープが巻きづらいのとホログラムの転写に弊害がでるため、本体付け根部分をカットしたからでした汗


これからシリーズ113・93とどちらが先になるかはまだ未定ですが、順次時期を見て発表の予定でいます。